ルクミー体験パーク

ゆけゆけ!髙沖親子のオンライン体験記 vol.6 川合亜希子先生の「今日からはじめる非認知能力を高める子育て」

(髙沖親子プロフィール)

清乃さん
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6歳娘・12歳息子・14歳息子の3人を子育てしながら、フォトアプリ『Baby365』とマタニティサイト『ニンプス』も育て上げてしまったスゴ腕経営者ママさん
息子さんたちの小学校時代にリアルからオンラインまで色々な習い事にトライ済だけど、その時代にはなかった「体験パークのオンライン体験たち」に興味津々末っ子娘ちゃんと一緒に「体験パーク アンバサダー第一号」に就任してくれました

娘ちゃん
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小受を乗り越え、毎日元気に電車通学している小1生

娘と一緒にさまざまな体験に参加してきましたが、今回はちょっと番外編。「ルクミー 体験パーク」の新しいプログラム「保護者さま向けの体験」に参加し、「非認知能力を高める子育て」について川合亜希子先生に教えていただきました。

よく聞く「非認知能力」って、なに?

最近よく聞く「非認知能力」という言葉。上の子たちの学校説明会などでもたびたび出てくるキーワードですが、恥ずかしながらはっきりわからず…。「テスト以外のこと??」とかあいまいな理解のままここまで来てしまいました。「非認知能力」は、単なる流行ではなく、小中学校の「学習指導要綱」が最近変わり(小学校は2020年・中学校は2021年)、「非認知能力」が学校の学びでもとても重要なものとして位置づけられると、学校からも説明を受けていました。とはいえ具体的にはわからず…

そんな中、先日いよいよ事件が!中学3年の長男が美術の「期末テスト」で奇跡の96点をたたき出し、なんと学年1位に。家族全員で「すごいぞー!」と大喜びしたのもつかの間、なんと意外にも(?)成績表は5段階評定の「4」でした。

えええー!テストが学年1位なら「5」でもよいのでは??と思いがちですが、これぞ、テストありきの評価ではなくなった証と思います。学校の先生にも、「テストが良いだけで『5』にはなりません。主体的に取り組む態度などで、総合的に判断しています」と判断基準も見せていただきましたが、なるほど、こういうことかと。

学校も確実に変わってきていますね。

↑奇跡の96点も、テストがよければそれでよし!ということではないらしく…

「非認知能力」を伸ばすには、10歳までが肝心!

今回体験した「今日からはじめる非認知能力を高める子育て」では、講師の川合先生からなぜいま日本で「非認知能力」求められるのか、これまでの経緯も踏まえ教えてくださいました。バブル前後の点数を競い合った時代→「ゆとり教育」→そしてコロナ禍を経て、いまこそ必要なのが「非認知能力」なのだそうです。(理由はぜひ川合先生の講座で聞いてみてください)

さらに「非認知能力」を伸ばすためには、10歳までの過ごしかたがとても大切なのだそう。私たち親が、たとえば子どもの主体性を発見し、「すごいね」と声をかけたり、子どもの困った行動を𠮟りつけるのではなく、「非認知能力」を育むチャンス!ととらえたり。日常のちょっとしたやり取りの積み重ねが、「非認知能力」を大きく育てる機会になっていくのだそうです。

↑図解でわかりやすく教えていただきました!

親も子もハッピーな子育てに

「非認知能力」を伸ばすとなると、受験戦争世代のわたしはつい「早速なにかをさせなくては!」「非認知能力を伸ばすドリルは!?」なんて考えてしまうのですが、そうではなく。いつもの子育てにたくさんのヒントがあるのだそう。まずは忙しい日々の中でも、お父さん・お母さん自身がちょっとしたゆとりの気持ちを持つことも大切なのだとか。

↑幼稚園・保育園の先生歴25年の川合先生。先生の温かい言葉の数々で、子育てへの余分な力が抜けていくようでした。

娘をいつも「はやくはやく!」「時間だよ」と急かしてばかりでしたが、川合先生のお話の後、1週間ほど娘を意識的に観察してみると、今まで知らなかったことが少しだけ見えてきました。

たとえば朝、娘が歯磨きに行ったきり戻ってこず「遅いなぁ」と洗面所を覗いてみると、口を大きく開けて生えてきたばかりの歯を熱心に観察していたり、着替えが遅いので手伝おうと思って手を出しかけたら、制服のスナップボタンをしげしげと見ていた娘が「こっち(右)とこっち(左)」のボタンでかたちがちがうの、ねえ、ママしってた?」と言ったり。

↑スナップボタンの凹凸の違いが気になった様子。

わたしが見落としていただけで、こんなにも色々なことに興味を持っていたのか!と、たった1週間でも、驚くようなシーンがたくさんありました。そして娘の小さな発見や行動に私が応えると、娘もなんだか嬉しそう。「非認知能力」を高める子育ては、子どものこれからの時代を生き抜く力を育むだけでなく、親もまた子育てを心から楽しめるきっかけになりそうです。

↑先日、パパと山椒の実を外していた娘。この時も1つずつ形を観察するので、なかなか作業が進まず。

川合先生の講座では、たとえば0歳の赤ちゃんのおむつ替えのシーンひとつでも、「非認知能力」を育むチャンスがあるとおっしゃっていました。お子さんがなるべく小さい時に聞いておいて損はありません!おうちでできる「非認知能力」の高めかたを、小さなお子さんがいらっしゃるかたこそ体験してみてはいかがでしょう。

次回は「イヤイヤ期の関わり方」

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