ルクミー体験パーク

日本の伝統文化を体感しよう! 2歳&5歳が型染めにチャレンジ!

日本の伝統技術である「型染め(かたぞめ)」をご存じでしょうか。
古くから伝わる染色技法のひとつで、三重県の伊勢型紙を使って着物や帯に模様を染めます。

そんな日本の伝統技法をおうちで気軽にできるのが、「伊勢型紙の型染め体験」。今回は田中知彩都さん、5歳の一塔くん、2歳半の彩良ちゃんに体験してもらいました!

◆道具はどれも、日本の職人が作った、実際の染めの現場でも使用されている本格派!

左から、日本画用「顔彩」、愛媛県の手漉き和紙、刷毛、三重県の伊勢型紙。この一式がセットになっています。

はじめて見るお道具に、大人も子どもも興味しんしん。

「この伊勢型紙は、実は和紙でできていますが、薄い和紙を3枚、柿渋で貼り合わせているので、水に強く、丈夫なんだよ。大切に使えば、何度も繰り返し、長く使えるよ」

「この刷毛の毛を触ってみてね!何の動物の毛だと思う〜?」
「ライオン!?」「牛!?」「鹿かな?」
「正解は、鹿と馬でした!」

大人も知らなかったことがいっぱい。お道具の一つひとつに歴史や物語が詰まっています。難しそうかな?と心配しなくても大丈夫。参加者の年齢や理解度に合わせながら、楽しく興味を持てるよう教えてくれるので安心です。

鉱石から色がうまれる顔彩。「この色は、こんな石からできているよ」と、写真を見せてもらう場面もありました。

今回の型紙は、「七宝」柄。円が連なる様子は、「ご縁がつながりますように」という願いが込められているそうです。

◆いよいよ体験! どんな色を選ぼうかな?

お道具の説明を受け、待ちに待った実践タイム! はじめ使うお道具に、大人もドキドですが、刷毛の扱い方や染め方など、先生の手元を大きく映してもらえるのでとてもわかりやすく、すんなり使い始めることができます

先生と同じように、顔彩をそーっとこすって……

伊勢型紙を抑えながら、トントントン。

「わぁ〜 色がついたよ!」

ママがアシストしながら、2歳の彩良ちゃんもトントントン、と楽しくトライ!

さてさて、どんなふうになったかな?

じゃーん!
「わぁ〜! きれい〜!」

型をパッと外すとあらわれる色とりどりの模様に、大人も子どもも感動!
右上の模様は、先生のお手本を参考にママが作成。ひとつの型紙から、工夫しだいでいろいろな模様を生み出せるのも、型染めの奥深い魅力です。

「どんな組み合わせの色でも、意外なほどきれいにまとまるんですね。ちょっとぐらいズレてしまっても、それが味わいに感じられて、立派な作品に仕上がります。2歳の娘も楽しそうでした」と、知彩都さんもにっこり。

「ぼく、次はこの色でやってみる!」「ママももっとやりたい〜」
と、気づけばすっかり夢中に。

道具は洗って乾かし、お手入れすることで何度でも使えるとのこと。その方法も、きちんとレクチャーしてもらえます。

◆型染めを入り口に、興味の世界を広げていこう!

「これでパパにお手紙書いてみよう!」「おうちでもやってみたいね」と、初めての型染め体験は想像以上の仕上がりに大満足です。

担当者である主催者、和えるの「aeru school講師」の森さんに、日本の伝統を学ぶ魅力についてお話をうかがいました。

「五感を通じて、ホンモノを実際に手に取りながら、日本の伝統や歴史に触れていただくことで、ただ見るだけ、聞くだけとは違う体験が生まれます。まずは、色を楽しみながら、染める楽しさ、何かを表現するおもしろさを感じ取ってもらえたらと思います。講座後もぜひ、おうち遊びにご活用くださいませ。
そこからさらに、『柿渋ってなんだろう?』『和紙ってコウゾという植物から生まれているんだね』、『職人さんはどんなものを染めているんだろう?』というふうに、子どもたちの探究が始まります。保護者の方には、お子さんの疑問を一緒に調べたり、地域の特色や伝統の歴史を学んでみたりなど、年齢に応じて興味を広げていただくきっかけとなればうれしいです。」

こんなに素敵に仕上がりました〜!

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